SRX400整備〜車検

購入したSRX400は、しばらくの間車庫で保管されていたようで、走らせていなかった分、多少の整備が必要でした。

この年式のSRXはバッテリーがなくてもキックにてエンジンがかかるのですが、購入後自宅でエンジンをかけてウィンカーなどを確認してみると、点滅のスピードが異様に遅い。
また、ライトも暗い感じ。
調べてみるとレギュレータが弱いらしい。

定番の故障なので対策品など色々あるようですが、取り急ぎ純正の中古品に交換してみました。
あっさり直りました。

調べている際、当然バッテリーも確認しました。
電圧が10Vくらいと低かったので、新品を購入。
新品が届くまでの間、サルフェーションの除去にチャレンジしたら、バッテリーが復活しました。
なので、そのまま使います。

(サルフェーション除去中)
新しいバッテリーはバッテリー液を入れてないので、しばらく保管します。

今まで、さんざんキック始動のバイクに乗って来たので、それなりに始動方法はわかっているつもりですが、どうもエンジンのかかりが悪い。

かかってからはそれなりに安定しているのですが、いくら寒いとは言え、もうちょっとかかりやすいはず。
(キック20回くらいでかかる、それはちょっと辛い)
そのうちアイドリングも安定しなくなって、今度は止まるようになってしまいました。

購入前にはキャブの清掃はやってあるとのことだったのですが、やっぱりまずはキャブを見なきゃダメかもと思い、
開けて清掃、ガスケットやフロートバルブを交換してみました。
復活はしたのですが、やはりエンジンのかかりは悪い。

(パイロットジェット調整用のドライバー
狭いので、小さくないとうまく回せなかったため作った)

またキャブを開けた際、気になることが。

フロートチャンバー内のガソリンにサビの粉らしきものが混じっていました。

これも購入前にタンクは花咲なんちゃらで清掃済みとのことだったのですが、タンク内をよく見ると、なんとなくサビっぽい。
指を突っ込んでタンク上面を触ると、案の定ザラザラ、指先はしっかりサビだらけでした。


これはタンク内のサビ取りをしなきゃダメだなと思い、サビ取り剤と、この際なのでコーティング剤も購入しました。

タンクのサビ取りとは別に、エンジンのかかり具合の悪さも原因を見つけなければなりません。

ある日アイドリング状態で上から見ていると、キャブとエンジンをつないでいるインシュレーター(プライマリ側)のゴムが膨らんでいるように見えました。
どうやらこれも定番らしいのですが、その部品の金属とゴムの接着部分が剥がれて空気を吸い込んでいたようです。
その近辺にパーツクリーナーをかけたりして、2次エアーのチェックはしていたのだけれど・・・。
ボンドでガチガチに固めて試してみると、エアーは吸わない様子。

結構高い部品なのですが、今後のためを思って交換。


原因がわかるまで、プラグを交換してみたり、マフラーの抜けが良すぎてエンジンがかかりにくいのかと思い、マフラーを塞いでエンジンをかけてみたり、ジェット類をいじってみたり、色々チェックしました。

そんなこんなでよほど寒くなければ、チョークなしでも2、3回キックすればかかるようになり、アイドリングも安定するようになりました。

タンクの清掃の際に、、、
SRXはタンクについているコックと車体についているコックの2つがあるのですが、タンク側のコックが漏れるようで、コックの中のパッキンを交換。
タンクキャップもゴムの劣化で漏れるようなので、タンクキャップも汎用品に交換。

車検は思いたった日に予約なしで行って来ました。
窓口では予約していないと受けれられない、と一度は断られましたが、次回からは必ず予約してから来るようにと言われて、受けることができました。
事前に整備はしていたので、大体大丈夫だとは思っていたのですが、一番不安だった光軸でひっかかり、近くのテスター屋さんで1,000円で調整してもらい無事合格。
合計で2万円弱でおさまりました。

車検合格後

なんだか気持ちよく走れるようになったら、達成感があって、満足しちゃった感じです。