XLR250R キャブレターオーバーホール
寒さも和らぎ、寒い時に比べ多少なりともエンジンのかかりもよくなってきたXLRでしたが、なんだか急にエンジンのかかりが悪くなり、始動しても止まるようになってきました。
最初は点火系かと思い、プラグを確認して、一応新品交換しましたが、症状変わらず。
前にすっぽ抜けたプラグコードも疑って、これも新品交換しましたが、やはり症状変わらず。
わからないながらも色々調べてみると、二次エアーを吸っている時の症状のような感じでした。
アクセルを戻しても回転が下がらない、アクセルを戻した直後から、マフラーからパンパンと音がする、等々。
そこでエンジンとキャブのつなぎ目(インシュレーター)や、キャブとエアクリーナーのつなぎ目などをチェック。
エアクリーナーとのつなぎ目が浅くて、ちょっと怪しいけれども、一応は大丈夫そう。
インシュレーター エンジン側
インシュレーター キャブ側
症状はだんだんひどくなり、最後はほとんどアイドリングもしなくなりました。
そんなこんなで、結局、やったことないけどキャブのオーバーホールをやってみることにしました。
ガスケット類は交換しようと思っていたので、純正を買おうと思ったのですが、大して変わらない値段でジェット類もついている「K&F cabreter」というところのキャブレターリペアキットがあったので、それを購入しました。
こちらはXLR250RでもMD16用ではなくMD22用でしたが、まあ、行けるだろうと・・・
(実は購入した後に知ったのですが、MD16の標準スロージェットは43番、MD22は38番、MD16の標準メインジェットは122番、MD22は118番でした。)
初めてのキャブオーバーホールで危なかっしいことこの上ないですが、何度か付けたり外したりしてようやく完了しました。
おかげで、キャブの車両への脱着は非常に早くなりました。
初めて外したところ(最初はやっと、という感じでした)
キャブの中身は古い割にはとてもきれいで、ガスケット類はへたってはいましたが、まあなんとか役割を果たしているようでした。
ジェット類は片っ端からきれいにして、購入したものは型番違いもあるので、ほとんどのものを再利用しました。
ダメそうなのは加速ポンプに入っているダイヤフラムのサビがひどいことと、パイロットスクリュのいちばん奥に入っていたゴムのガスケットがちぎれていたくらいでした。
でも、実はこのガスケットが原因で今回のような症状になった、という記事もネット上で見たので、今回の原因は案外これだったのかもしれません。
いちばん左の長い棒がダイヤフラム(サビだらけ)
パイロットスクリュとちぎれたガスケット
完了後にエンジンをかけてみると
思えば購入当初から、ちょっとエンジンのかかりはよくなかったし(ネットでのXLR250Rはエンジンがかかりにくいという情報を見て、そんなものだと思っていた)、エンジンブレーキがかかるときにパンパンとバックファイヤの音が鳴ったような気がする・・・
今回はここまでで、ひとまず完了しましたが、まだ他にもアクセルを離した時の戻りが遅いようだ、とか、加速ポンプのダイヤフラムの交換とか、まだまだいろいろあります。
おまけ
XLR250Rにはオートデコンプがついているのですが、恥ずかしながら、今回デコンプワイヤーが切れていることに初めて気づきました。
ちぎれたデコンプワイヤー
本来はどんなかけ具合になるのか知りたくて、ワイヤーを交換してみました。
新品に交換
「軽い・・・」
適切に調整されていれば、実は結構かけやすいのかもしれませんね。
ただし、エンジンが暖まった状態では加速ポンプのおかげでかかりにくいと言われているので、わかりませんが。
写真など参考になりそうなものがあれば、また追記します。
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